「天体のメソッド」は洞爺湖の観光に早速一役かっていた

製作発表会の前日と当日、洞爺湖アニメフェスタ2014の開催期間中、プロモーションビデオを上映している横で、メインキャラクターの５人が洞爺湖の観光地を紹介するポスターが掲示されました。 雰囲気も良く、なかなか素晴らしいポスターでした。 洞爺湖温泉街南側の高台にある 金毘羅火口駐車場に立つ 主人公の「古宮乃々香」ちゃんです。 2000年の有珠山噴火の火山遺構を見下ろす高台で、 洞爺湖の風景だけではなく、 土石流で破壊された公営住宅や共同浴場、 温泉街を守るために整備された砂防施設などを一望できます。 西山火口側（旧国道230号線遺構）から登った先の高台にある有料駐車場で、 私設なので「立ち入り料金」はちょっと高めですが、 （１台５名まで1000円。徒歩も同額。） この展望台からは、洞爺湖側を見ても、金毘羅火口側を見ても絶景です。 ここを超える洞爺湖の展望スポットはありません。 洞爺湖温泉街の対岸の浮見堂公園を走る？ 「水坂柚季」ちゃんです。 聖徳太子を祀るこの浮見堂は、 10年近く前に落雷で焼失したものを再建したものです。 この辺りは、キャンプ場のほか、 カヌー愛好者のたまり場になっています。 洞爺湖温泉街から札幌へ向かう国道230号にあるサイロ展望台から 洞爺湖と昭和新山を説明する？ 「椎原こはる」ちゃんです。 サイロ展望台からは、 洞爺湖を遊覧するヘリコプターが運航されています。（当然、夏季のみ） プロモーションビデオに見る 彼女の実家の家業である お土産物屋「しいはら本舗」の商品棚は、 サイロ展望台の売店をモデルにしているようです。 2000年有珠山噴火による 金毘羅火口災害遺構を探訪する？ 「戸川汐音」ちゃんです。 三角屋根は熱泥流の直撃を受けた旧町営温泉「やすらぎの家」、 後ろの橋は土石流に流された国道のコンクリート橋です。 汐音ちゃんの視線の先には、同じく破壊された公営住宅があります。 洞爺湖温泉街のすぐ裏手なので、 普通の観光に飽き足らない方には、ぜひオススメの場所です。 祠の前で踊る？ 謎の少女「ノエル」ちゃんです。 当初、私にはこの場所がどこなのかわかりませんでしたが、 聖地巡礼の方のブログに答えがありました。 洞爺湖の大島（森林博物館のある島）にある 「洞爺湖中島厳島神社」とのこと。 このお堂には大黒様が祀られているそうです。 近くには他にも、菅原道真公、恵比寿様を祀ったお堂があるようです。 最後に遊覧船で中島に渡ったのはウン十年前か？ 私にわからないはずでした。 聖地巡礼者の皆さんの情報の速さと細かさ、正確さには脱帽です！ ※この作品の著作権は製作者たる「霧弥湖町観光協会」にあり、掲載画像の転載を禁じます。 ちなみに、このポスター。 放置しておくとイタズラされることを恐れたためか、それともプロデュース会社が回収したのか、 アニメフェスタが終わると、さっさと片付けられてしまったらしく、 夏休みが始まった頃に再訪した際には、もうどこにもありませんでした。 出来が良かっただけに、ちょっと寂しかったです。 が、後日、秋葉原の東京アニメセンターで行われていた展示会で同じポスターに再会できました。（下のリンクより次ページ参照） うん。やっぱりいい。 放送が始まった暁には、ぜひ洞爺湖でも掲示してもらいたいものです。 で、後日談です。 放送開始日から、洞爺湖温泉の観光協会同の同じ場所にて、このポスターが掲示されています。 詳しくは、下のリンクから「放送開始にあわせた洞爺湖の展示を見てみた」をご覧ください。 また、秋から洞爺湖温泉で同じデザインのポスターが５枚組1700円で販売されています。 ただ、「雄大な…洞爺湖へようこそ！」の文字は消されていました。 「ご当地もの」だっただけに、ちょっと残念です。

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